高松ニッパーズ展示会

先週の話。
今回のテーマは「カラフルな模型」。解説不要でカラフルであれば何でもあり。
最近、レースカーばかり作っているのでわりと願ったり叶ったりのテーマでした。
それも無事終わり、今年のまとめ。

全体ではおおよそ100点程度が新作、うち約35点は「ちっちゃいものたくさん」を並べたいという提案により、アリイ1/32 スバル360を皆で手分けしてカラフルに作ろう、数を揃えたいから皆ストレート組みで…と言ったはずが、タイプ違いあり、プロポーション改修ありとネタに走る走る。

そして個人的な一年のまとめ。今年完成したのは以下の5点。1点以外はテーマ作だったので、非常に効率的(え?)

静岡以降に完成したのはF-16だけ、とは言っても車のキット3個分くらいは手間が掛かっています。

ハセガワ 1/32 F-16C ファイティングファルコン“122FW スペシャルマーキング”(完成)


初めて作った1/32航空機キットです。去年の夏頃、このデカールでキットが発売された時には「今更ハセガワのキットなんて誰が作るんじゃい」とも言われていたようですが、作ってしまいました。
ブロック50とはいえタミヤの出来の良いキットがあるのにね。

実機はインディアナ州軍 122FighterWing所属。WWII中の欧州戦線、第358Fighter Groupの伝統を受け継ぐ部隊です。2008年、358FGの部隊勲章が制式に同航空団隊旗に加えられることになり、それを記念した特別塗装機が公開されました。358FG所属のP-47Dサンダーボルト「オレンジテイル」のカラーリングをモチーフとした派手な塗装が施されています。


機体はブロック25なので、エンジンはP&W F100-PW-200。キットにはもう少し出来の良いF110エンジンのパーツと、割と絶望的な出来のF100エンジンのパーツが付属しています。F100エンジンのパーツは多少いじってもあまり効果が無さそうだったので、スジ彫りと表面処理だけ行なって、塗装で影やテクスチャを付けてます。
エアブレーキの内側ものっぺらぼうだったので、ディテールを追加した上に開状態に。


キャノピーは接着せずに取り外し可能にしています。元キットは古くても、大した摺り合わせも無くクリアパーツが合うのは流石ハセガワ(クリアパーツの修正は大変なのでね)。
キットにはメタル製のイジェクションシートが付いていたけれども、イマイチな上にちゃんと組むのは面倒(メタルの摺り合わせは面倒)だったので、レジェンドモデルのレジンパーツを組み込み。後で考えたら座席がメタル製なのは機種の錘も兼ねていたらしく、重量バランスがだいぶ後寄りになってしまいました。
機体は基本的に凸彫りまたは、運河彫りの凹彫りなので、一通り彫ったり埋めたりしています。
空中給油口はハセガワのチタンフィニッシュシートを貼り込み。塗装とは違ったテクスチャの無さが良いです。

バルカン付近のパネルは接着せずに取り外し可能にしていますが、バルカン砲身付近のパネルは合いがイマイチ悪いので接着・整形しておいたほうが良いかもしれません(実機も全体を外すことは稀なので)。
メインキャノピーはスモーク+クリアイエロー+クリアーレッドを薄く吹いてコーティングを再現。


放電索はφ0.3真鍮線とφ0.8真鍮パイプの組み合わせ。実機も先端が金色なので、少し塗り残しています。
ディグロウオレンジは、先日書いたようにガイアノーツの蛍光オレンジと#59オレンジの混色。
インベイジョンストライプは今回塗装で再現。

まぁなんというか、非常に疲れるキットでした。