スカイ・クロラ(12)

大阪出張だったので、その行き帰りに仕事もせず、再読してみた。
舞台は第2次大戦が別の形で終わり、それから50年程が経過した日本とみられる国。
主人公たちはあれこれ憶測を巡らせるものの、真の意味はわからずに国内を2分して戦争をしている。何故、どのように戦争をしているかは、主人公たちの目線による憶測からの記述しかないが、詳しくは以前のエントリ参照。

と、「押井守」+「別の形で終わったWWII」とくればケルベロスシリーズ。
もちろん世界観は全く違うけれども、どこかでネタを織り交ぜてはないだろうか、とか、日本を2分して戦争をしているなら、たぶん関東VS関西であって、主人公の陣営はたぶん関東だろうから、敵は関西弁で喋っているのでは!とか、下らないことばかり考えながら再読了。

小説の内容はさておき(またか)、かなり散香についての情報が補完された。

主人公のカンナミらが登場するのは「散香マークB*1」、である。となると「Mk.A」も存在していて、少しだけその記述もある。

それによると、Mk.Bでの改良点として機銃を翼内から胴体内に納めたことと、キャノピーの後ろ側が盛り上がって視界が良くなったとのこと。
今回、コクピットの位置は10mm程度後ろに移動したが、キャノピー自体は震電のキットパーツを削っただけで*2、後方視界が三菱F-1/T-2より悪そうに仕上がっている。期せずしてMk.Aの特徴を捉えたのでは無かろうか。

翼内機銃は、このデザインは無いんじゃないの?と、Bf109のゴンドラを取り付ける予定だったが、この記述を見ると・・・まぁいいか、どう見てもこっちの方が格好良いから。

*1:横書きならば、Mk.Bの記述の方が良いような気がするので、以下この形式で記載

*2:そのためにむしろ後ろ下がりになっている(笑)