奇妙な縁

所属している模型サークルトライアングルには、ハセガワのF-15を何機も作られたハセガF-15マスターとも言える方もいるので(もちろん上手い)、あんまり書きたくない気もしたのですが、F-15作ってます。

両方ともハセガワで、手前が1/48、ストライクイーグルとして売られているもの(P帯No.8)。奥が1/72で、1976年入間基地祭に飛来した、TF-15、バイセンテニアルカラー(サンダーバーズカラーと言った方が分かり易いか)。

F-15Eの方は、タカマツニッパーズのOSSAN氏から途中まで組んだものを受け継いだ物。
キット内容は、F-15C/D型にE型コンソールパネルとコンフォーマルタンクおよびMk-20(CBU-59)ロックアイIIが山盛り付いた、ナンチャッテストライクイーグル。エンジンノズルも、アイリス板を外していない状態ですし(後でこれが単なるナンチャッテではないことが判明)。
改修するくらいなら、レベルのE型でも買った方が早いので、キットのまま作ろうかと思っていました(過去形)。
頂いたときには、ほぼ士の字になっており、インストの指示通り右肩の機関砲口を埋めたところでした。
ところが、実際に運用しているF-15Eにはきっちりと機関砲が付いてます。

何でこんな指示が・・・?と思いつつ手を進めます(他にもF-15Eでは見かけないリザード迷彩(クレオスの301,302,303の3色)だったりと、色々疑問点はあったのですが)。


そして、TF-15バイセンは数年前からのお手つきキット。この機(No.71291)はF-15の試作機の内の一機があてられており、最初期の形状(エアブレーキが小さい、アイリス板有り等)をしています。

インストには、少しでも試作機の形状に近づけるように、小型エアブレーキの筋彫りラインが指定されていますが、キットは基本的にC/D型なので背中のラインが違います(塗装用インストは、正しい形状になっているので、形状、パネルラインなどが参考になります)。


話はF-15Eに戻って、デカールを見るとNo.71291・・・TF-15と同じ!と言うことで、この機体の来歴をみると、マクダネルダグラスがプライベートベンチャーでTF-15から改造して爆装やコンフォーマルタンクの試験を行なった、試作機ベースの機体とのこと。

ということで、期せずして同じ機体を2機同時進行することになりました。妙な縁です。