ハセガワ ランチア”スーパーデルタ”

最初に手をつけたのは何年前の事だったか。
今年の春ごろに、ニッパーズ内の数名でランチアデルタ熱が高まったのに合わせて製作再開。
写真のタイムスタンプを見ると、6月頃にボディの表面処理、8月から9月にかけて塗装、デカール貼り、9月から10月にかけて内装及び足回り。

ラリーカーなのでボディは大判デカールの貼り付けが必要。
最近はデカールを馴染ませるのに、マークソフターやマークセッターを使うのが一般的ですが、このような大判デカールはソフター等で柔らかくしてしまって触れなくなると、修正のしようがないので昔ながらの蒸しタオルで馴染ませる方法を選択。
その後、クリアを厚く吹いて中研ぎ、その後オーバーコートして、デカールの段差が無くなる仕上げにしています。

内装は、シートベルトがエッチングパーツの金具に、ビニールのシートを2mm幅に切ったものを通して組み立てる、うまくいけば実感十分の構成。
しかし、このビニールがちょっと扱いにくい。薄くて切り出しにくい割りに、意外と腰があってシートの上などでピンと立ってしまいます。
そこで、「製本テープをベルトに使うとええよ」という言葉に従ってみると、これが腰の弱さといい、表面の微妙なテクスチャといい、裏面に糊が付いている事といい、とても良いです。
ただし、表面がツルツルしているため、デカールの糊が利かないようです。今回はデカールの定着にはマイクロスケールのリキッドフィルムをデカールの上から塗っています。

あとは、1巻買うと使い切れない程あるという辺りでしょうか。

その他、ドライバーとコドライバーのシートの形が違っているのを再現したり、シート裏側の骨を再現したりと、ゴニョゴニョと手を加えています。