フジミRX-8

techtates2006-04-26

更にフロント周りの比較。
(旧)では、プラ板細工と区別が付かないようなスポイラー部分でしたが、(新)では少しRが付いて表情が付いています。
また、(旧)では何となく長方形の一辺を膨らましたような形状だったフロントグリルも、(新)では五角形に見えるように改修されています。

このような金型改修の場合、金型全体を作り変える場合もありますが、このRX-8に限っては改修部分を取替えたように見えます。
ある程度の大きさがある金型の場合、全体を一枚の金属板から彫りだすのではなく、いくつかのコマに分けて彫ったものを枠にはめ込んで製作するので、今回は改修部分のコマのみ取り替えたのでは?と考えられます。

その最も簡単な判定方法は、裏側のモールドを見ることで、裏側に使われている金型*1にある、機械加工の跡やパーティングラインを見ることで、この辺りは金型を作り変えると必ず違うものになるので、割と容易に判定できます。

もっと大規模な変更をする場合、たとえばスライド金型の方向や数が変わる場合には、新金型にしてしまったほうが安いこともありますが、今回のような結構大きい改修でも、コマの変更で何とかなる、とも言えます。

*1:コア型、表となるほうはキャビと言います