モノグラムIMSA GTP Mustang

去年、レベルのTransAmカマロを作って以来、色々なところで見せびらかしていたら、とある方からアメリカン箱車レースカーのキットを幾つか頂きました。
その中から、モノグラムの1/24 IMSA GTP Mustang(7-Eleven GTP)のキットをご紹介。実車1984年にIMSA GTPクラスに参戦した7-Elevenがスポンサードした車。マスタングとは名乗っていますが、内容はプロトタイプスポーツカー選手権(WSPC)のグループCカーに近く、複合材料を使用したモノコック、4気筒2.1リッターターボで600馬力のエンジンを抱えていますが、フロントエンジン、というのが何ともアメリカらしいです。
この時代はポルシェ962("C"が付かない)がデビューした頃ですが、ロードカーベースのGTUクラスではポルシェ935、フェラーリ365GT/BB、マツダRX-7ダットサンZXなどが頑張っていた頃、のようです。


そしてキットの話。まずは箱絵からですが、1984年の車を1985年にキット化したにも関わらず、写真ではなく絵になっています。同時に入手した1981年のマスタングを1982年にキット化した箱は写真なので、ちょっと珍しいと思います。


車体は、比較的大きなボディに小さなキャビン、というグループCカーの文法に則っていますが、フロントエンジンなのでロングノーズという見慣れないプロポーションです。昔の自分ならばミッドシップ以外許さなかったと思いますが、今ならばこれはこれで格好良いと言えます。
中古キットだったため、前の持ち主がパーティングラインをやすったあとがありました。


内装は割と独創的な分割になっています。シャシー内装と一体でリアのトランスアクスルも再現されています。ほかにもエンジンやホイール、透明パーツのランナーがありますが、こちらは普通のモノグラムなので省略。


そしてデカール。1985年製造のキットの割には綺麗ですが、白デカールは当然のように黄ばんでいます。

そして何故、このキットを紹介しようと思ったかというと、今年のニッパーズ展示会は7回目なので、”7”にちなんだこのキット、作るなら今年だなぁと言うことで、ぼちぼち作ってゆく予定です。
しかし、ネットで検索(英語圏含む)しても、完成品・制作記とも見つからないんだよなぁ…(ま、前回のTransAmカマロもそうでしたが)。